
視力に悩んでいる人の中には、「ICL(アイシーエル)手術」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。
ICLは、目の中に小さなレンズを入れて、視力をよくする新しい方法です。
このコラムでは、ICLの「規格」について、わかりやすく説明します。
1. ICLってなに?
ICLは「目の中に入れるコンタクトレンズ」のことです。
レーシックのように目の表面(角膜)をけずることがないので、あとで元に戻すこともできます。
また、目が乾きにくく、視力がとても悪い人でも受けられるというよさがあります。
2. 「規格」ってどういうこと?
「規格」とは、その人の目にぴったり合うように作るレンズの大きさや度数のことです。
人によって目の形や大きさはちがうので、ICLのレンズは一人ひとりに合わせてオーダーメイドで作られます。
3. ICLの規格には、次のようなポイントがあります
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レンズの大きさ
目の中に入れるので、目の中のスペースにちょうど合う大きさにする必要があります。
ICLは12.1mmから13.7mmの4サイズが使われます。 -
レンズの度数
近視や遠視、乱視など、人によって必要な見え方はちがいます。なので、その人にぴったり合う度数のレンズを選びます。
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乱視があるかどうか
乱視がある人には「トーリックICL」という特別なレンズを使います。このレンズは向きも大切なので、目の中で軸をしっかり合わせて入れます。
4. どうやって規格を決めるの?
ICL手術を行う前に、専門の検査機器を使って目の形や大きさを詳しく調べます。
それによって、あなたに合ったサイズや度数のレンズが選択されます。
5. ぴったり合ったレンズがとても大事!
レンズが目に合っていないと、見えにくくなるだけでなく、目の中の圧力が高くなったり、目の中のICLがズレてしまったりすることがあります。
だからこそ、しっかり検査して、自分の目に合ったレンズを選ぶことがとても大切です。
当院では「初診適応検査」「手術前検査」の2回に分けて検査を行い、手術後に快適な視力になるようにしっかりと準備を行います。
6. まとめ:ICLで毎日がもっと楽しく!
ICLは、メガネやコンタクトレンズを使わなくてもはっきり見えるようになる新しい手術です。
でも、それを成功させるためには、自分の目にぴったり合った「規格」のレンズを使うことがポイントです。自分の目のことを知るのはとても大事。
当院では、ICL手術前の適応検査を無料で受けていただくことが可能です。
お気軽にご予約ください。
これからの毎日が、もっとはっきり、もっと楽しく見えるようになりますように!