
最近、「ICL(アイシーエル)手術」という言葉を聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか?メガネやコンタクトがいらなくなると聞いて、興味を持っている人も多いはず。
でも、ICL手術を受けた後、実はちょっとした“手続き”が必要になることをご存じですか?
そのひとつが、運転免許証の記載内容についてです。
このコラムでは、
「ICL手術後の運転免許証ってどうなるの?」
「更新や手続きって必要?」
といった疑問を、わかりやすく解説していきます!
1. ICL手術後、運転免許証はどうなるの?
運転免許証には、「視力」に関する情報が記載されています。
たとえば、裸眼では運転できない人には「眼鏡等」という条件がつけられていますよね。
この「眼鏡等」というのは、次のような意味を持ちます。
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メガネまたはコンタクトレンズなどを使わないと、視力が運転に必要な基準に達していない人
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運転する際には、必ず視力補正用の器具(メガネやコンタクトレンズ)を使う義務がある人
ICL手術を受けて視力が改善し、裸眼で視力検査をクリアできるようになると、この「眼鏡等」の条件が不要になります。
ただし、自動的に免許証の内容が更新されるわけではないので、手術を受けたあとに自分で手続きしないと、免許証には「眼鏡等」と書かれたままになってしまいます。
2. どうやって免許証を更新すればいいの?
ICL手術後に免許証の「眼鏡等」条件を外すためには、運転免許センターや警察署で「条件解除」の手続きをする必要があります。
手続きの流れ
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1. ICL手術を受けて視力が安定するまで待つ
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一般的には手術後1~2週間で視力が安定しますが、念のためクリニックの医師の指示に従いましょう。
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2. 免許センターおよび一部の警察署等で申請および視力検査を受ける
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「限定解除申請書」に必要事項を記入する。
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裸眼で視力が免許基準を満たしているかチェックします。
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3. 条件解除の手続き
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視力が基準を満たしていれば、「眼鏡等」の条件を免許証から削除できます。
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新しい免許証がその場で交付されます。
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持っていくものは?
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運転免許証
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印鑑(必要な場合もあるので、事前に確認しましょう)
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ICL手術を受けたことがわかる診断書など(必須ではないけど、あるとスムーズ)
手続きしないとどうなるの?
「別に手続きしなくても、もう見えるからいいじゃん!」と思うかもしれませんが、注意が必要です。
もし「眼鏡等」の条件がついたままの免許証で、裸眼で運転してしまった場合、条件違反となり、道路交通法違反の罰則を受けることがあります。
だからこそ、ICL手術後に視力が改善したら、早めに免許証の条件変更をすることがとても大切なんです。
3. 手術だけじゃない、アフターケアも大事!
ICL手術は、視力を大きく改善させてくれるすばらしい技術ですが、それで終わりではありません。
手術後のケアや、こうした公的な書類の手続きまで含めて、「自分の視力とどう向き合うか」がとても大切です。
特にこれから免許を取る人や、すでに免許を持っていてICL手術を考えている人は、「視力が良くなったら、免許証も更新しないといけないんだな」と覚えておいてくださいね。
視力が良くなっても、ルールを守ることが安全運転への第一歩。
新しい自分の目と、しっかり向き合っていきましょう!