
ICL手術は近視や乱視を治すための方法の一つで、目の中に特別なレンズを入れて視力を良くする手術です。怖いイメージもあるかもしれませんが、安全性も高く、次世代の視力矯正手術として人気があります。
そんなICL手術に興味のある方も多いと思いますが、手術後に「レンズカード」がもらえることをご存知ですか?
今回は、実はあまり知られていない「レンズカード」について詳しく解説します。
1. レンズカードって何?
レンズカードとは、あなたの目に入れたICLレンズの情報が書かれたカードのことです。
つまり、あなた専用のレンズの「証明書」のようなもの。
例えば、カードにはこんな情報が書かれています。
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〇氏名
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〇手術日
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〇レンズの種類
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〇レンズの度数
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〇レンズのサイズ
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〇レンズの光学部(度が入っている部分)のサイズ
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〇レンズのシリアルナンバー
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〇手術眼
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〇執刀医
このカードは、手術が終わったあとにクリニックから渡されます。
現在、当クリニックでは専用のカードケースとあわせて皆様にお渡ししております。

2. なぜ「レンズカード」が必要なの?
「手術は終わったし、視力も良くなったからカードなんていらないのでは?」と思うかもしれません。
でも、レンズカードはとても大切です。理由は大きく3つ。
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1. あなたの目に入っているレンズの証明になるから
ICLは人工のレンズを目の中に入れるので、将来何か問題が起きた時に、どんなレンズが入っているのか知る必要があります。
レンズカードはそれを証明してくれます。
例えば、他の病院や眼科に行ったときに「どんなレンズが入っているのか?」を確認された場合、レンズカードを見せることで、医師が適切な診断や治療をしやすくなります。 -
2. 故障やトラブルが起きたときのサポートに役立つ
もしレンズに不具合があったり交換が必要になった場合、レンズカードの情報があることで、メーカーや医療機関がすぐに対応できます。
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3. 紛失しないように手元で管理できる
手術から数年経つと、手術の細かい情報は忘れてしまいがちです。
レンズカードがあれば、いつでも自分の目のレンズ情報を確認できるので安心です。
3. レンズカードをなくしたらどうなるの?
もしレンズカードをなくしてしまったら、手術を受けたクリニックに相談してみましょう。
当クリニックでは、ご相談いただければレンズデータの情報をご提示させていただきます。
お気軽にお申し付けくださいませ。
ICLレンズは目の中にあるため、普段の生活で見えない分、何かあった時に正しい情報が必要になることが多いです。
だからこそ、レンズカードは紛失しないように注意してくださいね。
4. どんな風に保管すればいい?
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– 財布やカードケースに入れて持ち歩く
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– お渡しする専用ケースに入れ、 大事な書類と一緒に保管する
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– 携帯電話の写真で撮ってデジタルで保存(ただし実物のカードも大切です)
このように、自分が管理しやすい場所に保管しておくと安心です。
5. 手術後のケアでも役立つ「レンズカード」
ICL手術後は定期的に検診を受けることが推奨されています。
検診のときにもレンズカードを持っていくと、医師があなたのレンズの情報をすぐに確認できてスムーズです。
また、目に不調があったときもレンズカードを見せれば適切な処置を受けられます。
6. まとめ:レンズカードは「あなたの目の大事なパスポート」
ICL手術は未来の見え方を変える大切な手術ですが、手術後にもらう「レンズカード」もとても重要です。
これは、あなたの目の中に入っているレンズの「証明書」であり、トラブル時のサポートや検診時の確認に役立ちます。
手術後は視力の変化を楽しみながら、レンズカードを大切に保管し、何かあればすぐに見せられるようにしておきましょう。
これからICL手術を考えている皆さん、ぜひ安心して手術に臨んでくださいね!